美術館

忘れてはならないのが、ロンドンのほとんどの美術館は、特別展でない限りすべて無料です。

観光客はあまり行かないスポットも紹介しています。混雑を避けながら、本物のアートがゆっくり鑑賞できます。

 

ロンドンの無料美術館は、住んでいる人の税金の少ない資金で運営されます。できるだけ気持ちの寄付で運営に協力しよう! 


V&A(ビクトリア&アルバート)ミュージアム

 

アート系が好きな私のおすすめは、なんといってもV&A(ビクトリア&アルバート)ミュージアム

イギリスの王室の遺品、ファッションの歴史や、歴代のラジオの変遷、また引出しに保存してある植物デッサン画など、たくさんの美術系のものが保存されているのが、この美術館。勉強家だったアルバートとヴィクトリア女王が作ったのでこの名前がついています。 


ポートレートギャラリー

 

トラファルガースクエアー横にある、ポートレートギャラリー。 

ナショナルギャラリーの横に立つこの建物の入り口を見逃しやすいけれど、ここでは歴代の王や女王の肖像画が見られる。あの6人の妻を持った有名な王ヘンリー8世や、死ぬまで未婚を貫いたエリザベス1世の見事な肖像もここで見られる。


17世紀の建築家だった個人の家 博物館

サー・ジョーン・ソーン・ミュージアム

このジョーン・ソーン・ミュージアムは、博物館といっても、当時は個人所有の民家だった。レンガ屋の息子だったサー・ジョーンが、一代で建築家として成功し、その間に世界から収集したコレクションが、所狭しと展示されている。

 

3軒の隣り合わせる民家を長い年月をかけて1軒に改築し(1700年代後半-1800年代初頭)、個人所有の古代彫刻や、絵画が見られる。その数は膨大で、当時、ちょうどイギリスが、グレイトブリテンとして世界に進出していたころ、その見事な収集品には感心する。 地下から上階までの3軒の部屋はそれぞれ見ごたえがある。

 

博物館として作られたわけではないので、通りには表示もなく、1日の入場人数を制限しているので、グループの方は予約が必要。

 

詳細はブログから:ロンドン隠れミュージアム


メイフェアにある伯爵の家だった美術館

ロココ時代の見事なコレクションが見られる。 大きなサイズのルーベンスや、ポンパドール夫人の絵画は見事
ロココ時代の見事なコレクションが見られる。 大きなサイズのルーベンスや、ポンパドール夫人の絵画は見事

このウォレスコレクションは、当時は個人のコレクションだったので、建物は大きくないが、その見事なコレクションはとても見ごたえがあり、隠れた貴重な美術館として、一度訪れることをお勧めする。

18世紀のフランスロココの家具や絵画が見られ、マリーアントワネットの所有物だった彫像品のコレクションは世界最大と言われていて、彼女が当時使っていた家具が、そのまま一つの部屋に復元されている。

 

ポンパドール夫人の肖像画(ブッシェ)ほか、レンブラント、ベラスケス、ハンズ、ティティアンの絵画など、貴重な絵画が見られる。

最近オープンした地下の鎧セクションでは、日本の鎧兜もそのコレクションとしてみられる。

建物の奥にあるおしゃれなカフェ・レストランは、大きくて解放感あり。

 


ケンジントンにあるコンテンポラリーアートのギャラリー

 

数年前にできたDuke of York Squareにあるサーチー・ギャラリーは、最近の新しいアーティストをサポートする入場無料の商業ギャラリー。超近代美術のエキジビジョンが見られる。個人所有のギャラリーでは最大希望。

(下のビデオの展示物は、シーズンにより変わります。)

チャーリー・サーチー氏の個人所有のアート作品は引退後の管理のため、政府にすべて寄付されることが決まっている。

 

回りには、なごめるカフェやブティックの広場があり、のんびり混雑を避けたい方にはおすすめ。


サマーセットハウス/コートールド・ギャラリー

 

サマセットハウスは、16世紀にヘンリー8世王からハートフォード侯爵が買い個人所有の住居だったこともあるが、その後17世紀には歴代の女王の住居として使われていた時代もある古い歴史ある建築。現在は、郵政省や、税務署の政府機関が入る建物になっている。

 

正門付近から入るギャラリーの入り口は見逃しそうになるが、古典美術から、印象派まで充実した美術品が見られる。(入場料要)川沿い裏にできたカフェは、見晴らしがよくとても気持ちがいい、おすすめのカフェ。中庭構内にもイタリアのカフェがありいい休憩になる。

 


サーパンタイン ギャラリー

 

モダンアートが見れる。ケンジントンガーデンの中に立つ小さな美術館なので散策がてらロンドンの生活を体験できる。アートが好きな、通なカップルのデートコースに使われる。(すべて無料)

 

毎年、指名された建築家・アーティストが作るアートが入り口に展示されることが有名なギャラリー。