ロンドンの美術館:ウォレスコレクション ハイライトコースとお茶

昨日、日曜日に、Wallace Collection(ウォレス・コレクション)で、ハイライト・ツアーという館のお抱え学芸員さんが有名スポットを説明してくれる1時間コースに参加しました。今後、お客様の観光のご希望があったときには、簡単に説明ができるように、自分自身の勉強もかねて。

 

この説明をしてくれた方は、50-60代(?)くらいの、東洋人の女性でした。しかし彼女の発音は、ネイティブと変わらず、そのボキャブラリーにも関心。たたまに謙遜して、「私の英語が。。」という発言が2度ほど出たことは、彼女は日本人だったのかしら? いや、その説明は感心、クリアな彼女の英語の発音は、外国人の私にもとてもよくわかりました。

(下の写真、クリックすると拡大します。)

ところで、このもとは個人の邸宅(タウンハウス)であった美術館、5代に渡るハードフォード侯爵が集めた膨大な数の絵画や、家具、調度品の裏話が聞けて面白かったです。

なぜ、ここウォレススコレクション(美術館)に、こんなにフランスの美術品が多いのか、また歴史上の人物(ポンパドール夫人、マリー・アントワネット)の絵画やその所有物が集まっているのかが、わかりました。当時、その侯爵たちは、当人たちに会っているのです!(マリーアントワネットの遺品は、ルイ15世から引き継いでいる)または、その複雑な背景で、子供のころからフランスに住んでいた侯爵もいた背景があるのです。

 

その美しい美術品は、数百年前の油絵を含む、この美術館では写真撮影が許されています。これは、日本の常識では考えられません。これは、美術品をまじかに感じることができる、勉強の資材として使えることを可能にする、英国の懐のおおらかさを感じます。

 

しかし、すっかり話に無中になって、撮影を忘れていました。が、その後のカフェの休憩では、しっかり撮影。ここのカフェは、2000年に改装され、中庭だったところに、ガラスの天蓋が付き、3階建ての建物の高さのカフェ、レストランです。残念ながら、館が閉館する30分前の、4時半までの営業なので、ランチにしか利用できませんが、金曜日だけ夜8時まで営業しているようです。

 

日本の南部鉄瓶で出るお茶の味は、通常よりおいしかったです!