Primark(プライマーク)工場の被害者への補償

イギリスで、スプーン印の砂糖といえばこのアソシエイト・ブリティッシュ・フード(ABF)の砂糖。

その大きな食品業界を支配しているPrimarkの親会社は、今回の契約していたバングラディッシュ縫製工場の大惨事に、全面的に補償金を払うことをBBCを通じて発表している。

 

4月30日のファッションニュースによると、親会社ABFは、NGO(non-governmental-organaisation)と協力して、最終的には1000人を超す死者が出た大惨事の被害者を、全面的にサポートすると公表した。

 

プライマークにより発表された声明によると、亡くなった被害者、またその被害者の家族に、地元のNGO団体と両力して、緊急の食品と、必要物資を、被害者とその家族にも供給する。

 

それには、この惨事で両親を亡くした子供、またけがをした被害者へ、長期的に渡る金銭的援助を約束した。

 

これは、ロンドンを本部に持つチャリティ団体「War on Want」からの、「プライマークは、労働者の命を厳重に保護するべきだ」という厳しい批判に対応したものだった。

 

この崩壊した工場の建物には、5つの縫製会社が入っていたらしく、その一部分が崩壊しただけで、1000人の人が亡くなっていることを見ると、いかに労働者が密集した労働条件で、労働をしていたかが容易に想像できる。

 

少なくとも、この決断の声明を迅速に発表したことに、その真摯な態度が伺え、そのことは新進国として感心すべきこととして誇りに思う。

 

救助活動がされている様子を背景に、ニュースで、「2か月になったばかりの乳児を残して、まだ娘が見つかっていない」と嘆く男性の姿が心に痛い。