ロンドンの博多ラーメン SHORYU

数人の人たちから、「ジャパンセンターの前においしいラーメン屋ができたよ。」まして、とんこつラーメンよ、とも聞いていた。

 

今日行ってきました! 福岡出身で、この博多ラーメンにはうるさい私も(少しだけ?)、本場と比較して、「とんこつにしては、かつおだしが効きすぎている」「麺がこれはスパゲティ」などと、ロンドンでは無茶なことを言いましたが、ごめんなさい。本場と比較してはいけません。これはこれで、ロンドンで食べるラーメンとしては、「めちゃ」おいしかったです。

 

簡単に、博多ラーメンのことを絵で解説させていただきます。

まず、「チャーシュー」豚の味付き塩漬け?ハムのようなものが、薄切り2-3枚。ネギ、ゴマ、もやし、そして味付きのゆで卵は、美しい半熟でなくてはいけません。

赤い紅ショウガがテーブルに置いてあるので、これを必需品として乗っけて食べてください。博多では、すりおろした生のにんにくがテーブルに置いてありますが、ここロンドンでは、皮つき丸のままにんにくと、ガーリッククラッシャーが置いてありました。(!) お好みでつぶして入れてくださいということらしい。いやーこの後イベントなかったら、絶対入れてました。これでおいしさ引き立ちます。(人の迷惑気にしません。)

 

そうそう、大事な博多ラーメンの習慣をご紹介するのを忘れていました。

メニューにもある「替え玉」です。これは、お代わり(2杯目)をしたいとき、今のスープをそのまま利用し、麺だけ注文するシステムです。大食いの男性軍に心強い味方。

 

付きだしとして出てくる生キャベツ、これは博多焼き鳥屋の習慣です。ここラーメン屋でも?

 

話を聞くと、いつも長い行列ができているラーメン屋、SHORYUは、お向かいにあるジャパンセンターのオーナーが出店したラーメン店ということで、もうすでに他1店の2軒があるそう。また、シェフを含む、スタッフは全員Non-Japaneseらしいです。観察していると、スーツを着た白人の人たちの集団も入ってきて、現地人にもすっかり定着している様子。

 

ロンドンに来る前の14年前から、この「ジャパンセンターのオーナーは福岡出身」で、「奥さん知っているから紹介しますよ。」などと数年おきに話を聞くにもかかわらず、まだオーナーご夫婦とはお会いする機会はありません。

博多とんこつラーメン。It's in our bones. と壁に書いてあります。
博多とんこつラーメン。It's in our bones. と壁に書いてあります。

 

本場博多ラーメン屋との違いは、ロンドンのラーメン屋SHORYUは、レストランなのです。ニッカウヰスキー、お酒の種類がたくさんの上に、抹茶もちなど日本のデザートもたくさん! 夜11時まで開いているこの「ラーメンレストラン」、今度はデザートとコーヒーで、カフェとしていきたい! というのが私の感想でした。

 

やっぱり、自分のルーツに出会うと、熱くなるものです。皆さん、そうでなくても人気のお店、おすすめです。(本場と比較しないでね。)

 

追記、Lower Regent Streetにあります。ピカデリー。

9月に、このジャパンセンターは、引っ越し(また!)を余儀なくされるそう、どこに移ることやら、皆の関心が。