30年代に一般公開されたリージェントパークと春のようす

ロンドンに住み始めて以来、ずっと北ロンドンのジュービリーライン上に住んできた私にとっては、このリージェントパークはよく利用してきたロンドンで一番お気に入りの公園。

湖には水鳥も住み、ボートも乗ることができる。夏には野外劇場がオープンし、演劇を楽しむことができる。もちろんレストランもある。

 

インナーサークルという円形状のクイーンマリーガーデンには、花々が植えられ、また木々や湖でデザインされたガーデンがある。その中の大きなバラ園は、ロンドン市内では最大である。

 

そのインナーサークルの外は、スポーツをするフィールドとなり、イギリスでは珍しい草野球やサッカーの試合が見られ、その三角の右コーナーの敷地にはロンドン動物園がある。

 

その公園の周りのアウターサークルでは、サイクリンクをするには車が少ないこの通りは打って付け。スポーツ用の自転車で走る人たちをたくさん見かける。

 

その公園の場所によりさまざまな表情を持つのが、このリージェントパーク。

わたしは、もっぱらインナーサークルの草木のあるガーデンを散歩する。

 

さて、昨日の土曜日のお天気は14度と言われていたロンドンは、17度まで上がったところもあったほど、一気に1日だけ春の陽気になった。

そんな陽気のリージェントパークでは、野生の花が一気に吹き出し、去年の夏以来初めて暖かい太陽を背中に感じる。

クロッカス。これは植えられているのでなく、自然と出てくる。

写真に収めようと思う気持ちは皆同じ。


このインナーサークルのガーデンは、王室所有の公園が初めて一般公開されることに先がけて、1930年代にデザインされた。そう、1930年代まで人々は公園を使えなかったのである。(1832年当時は、週2日のみ一般公開。)

現在からは信じらない。


珍しいカイトをしている親子を見かける。上空は風強く、カイトにはもってこいの日。よく飛ぶなぁ。

この湖では、1864年、スケートを楽しんでいた200人のもの人たちの下で氷が割れ、氷水に投げ出されたそのうちの40人が亡くなった事件があったそう。

 

150年前は、200人もの人が乗れるような厚い氷が張っていたことが驚く。

ロンドン市内最大のバラ園はインナーサークル内にあり、円形状にデザインされた大きなロマンティックなガーデン。バラの種類は何種類あるのか検討も付かないけれど、少なくとも200種類くらいはありそう。

 

このバラ園は隠れて気がつかない人もいるので、上のゲートを見つけたら右に沿って歩いてみて。すると視界が開け、美しい芳香に包まれた大きなバラ園が現れる。池に沿って歩いてバラ、ばら、薔薇が続く。

 

6月のバラの季節になるのが待ちきれない。ワインとおつまみのピクニックセットを持参することもお忘れなく。

 

ロンドン観光の個人ガイドの詳細はこちらから