ロンドン、St Pancras ルネッサンス Hotelでのランチ

St Pancras Renaissane Hotel

パリから3日間のロンドンを満喫したいと、ユーロスターで入られたお客様のために、このユーロスター発着駅真横にできたセント・パンクラス・ルネッサンスホテル1階のレストランで、ランチを予約しました。

 

もともと、このセント・パンクラスホテルは、駅に直結するホテルとして1873年に開業したものの1935年に閉鎖。その後は鉄道会社のオフィスや宿舎として使われるものの、老朽化する一方で、取り壊し寸前までいったこともありました。

 

私がロンドンに住み始めた1999年、初めてこの巨大な美しい建築物を見て、「一体これは何!」と感動を覚えると同時に、閉鎖されていることを心から残念に思った覚えがあります。しかし、ほとんど廃墟と化していたこの壮大なゴシック建築を救ったのがユーロスター乗り入れと付近の再開発でした。(数年前までのパリ行きユーロスターは、ウォータールー駅から出ていました。) その後、マリオット・ホテル・チェーンに買収され£800mil.(約1,130億円)の費用をかけた大改装の末、2011年5月にオープンしたという話は、ロンドンでは有名です。

 

詳しい方の情報によると、イギリスは建築保護基準が厳しく、この建物はグレード1という日本でいうところの重要文化財並の指定らしいです。グレード1になると外部も内部もオリジナル建築やデコレーションにいっさいの変更が許されていないため「ボロボロなのに変更できない」という縛りがあるらしいです。その難しい条件にもかかわらず1835年のオープン当時の建築内装をを忠実に再現した内装はすばらしい! 

 

St.Pancras Renaissance Hotelの一番の顔は、美しくカーブした木製とアイロンワークを使った手すりの階段。「ヨーロッパ一壮大な階段」と呼ばれるこの階段は数々の映画撮影も行われたそうです。柱・手すりやモザイク状の石の床はオリジナルを修復、カーペットは当時と同じ物のリプロダクション、壁紙は当時のモチーフを再現され、丁寧にさまざまな方法で、その圧巻の空間を再現しています。まるで、現代の私たちがそのまま1835年オープン当時を経験しているようです。

セント・パンクラス ルネッサンス ホテル

 

そして当時の建築の迫力と比較しても引けを取らないのが、今回の改装で新しく付け加えられた部分のホテルのロビー。1800年代当時はタクシー停車場として使われていた空間らしいですが、今はハンサムラウンジと呼ばれる待ち合わせ、またティーサロンになっています。(アフタヌーンティはここでになります。)

そこは、モダンな隣の鉄道駅コンコースとイメージを合わせた光たっぷりのガラス天井に、デザインがヴィクトリア調(1800年代後半)の青のアイロンワークは、この広さを活かしたすっきりしたコンテンポラリーの家具に、天井から下がる巨大なランプ、モダンで存在感のあるフラワーアレンジメントは、さすがです、私たちを特別な気分にさせてくれます。(申し訳ないです、館内写真があまりなくちょっとこわばった面持ちの私が登場しています・・)

 

そのロビー横に位置するブッキングオフィスと呼ばれるバー・レストランは、1日中お食事と、お酒を提供してます。そのBookingOfficeという名前は、当時はここは、St.Pancras列車の駅のチケットオフィスでした。レストラン内に残る美しい彫刻がなされた木製の壁の半円形のコンパートメントは、当時はチケットを買う窓口だったことが明らかで、現在はその窓口には美しい模様が入る摺ガラスが入っています。

 

このレストランはランチタイムも照明をぐっと落とした重厚な雰囲気です。

ちょっとここで感心した逸話があります。私を含む4名でランチをいただいたのですが、1品15ポンドほどの、フィッシュやイタリアンリゾットは、素晴らしかった。しかし、1品だけちょっと満足できない魚メニューがあり、ひとりのお客様が半分残してしまいました。「いかがでしたか?」というウェイターの質問に丁寧に本当のことを伝えると、なんとシェフのプライドなのでしょう、その金額が差し引かれていました! さすが、これはなかなか出会えないサービスです。

St Pancras hotel

もう一つの驚いた逸話は、レストランで食事をするために預けるスーツケースは、これはアメリカの習慣でしょう。中身をすべて開けてチェック後の預け入れになりました。(テロ対策)


St.Pancrasはロンドンの陸の玄関口。ヨーロッパから陸路でやってきた旅人を、ヴィクトリア時代の栄華を偲ばせるゴシックとコンテンポラリーデザインが違和感なく溶け合った大迫力の空間でお出迎えしようという趣向は、見事に成功しています。まるでお城のような外観もフォトジェニックです。お試しあれ。




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