Chikaさんご案内、王冠のCoutts銀行で ティータイム、お菓子レッスン

ロンドンでの5つ星ホテルのペイストリーシェフを務め、ゴールドメダル、新人賞などたくさんの受賞歴があり、その技術が高く評価されているショコラティエ&パティシエの渡辺ちかさん。そのChikaさんが案内するイギリス伝統菓子イベント。これは今月雑誌RSVPで紹介の記事です。(下からダウロード)

 

第1弾は、王室を顧客に持つプライベート銀行「Coutts」(クーツ)での伝統菓子体験。6月末にロンドンにいらっしゃる方は絶好のチャンス、普段は入ることができない銀行内のキッチンでヘッドペイストリーシェフによるデモをご覧いただいた後、ティータイムを体験できるという貴重な機会です。

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ダーウィンの家 DownHouseへ行く

先週末ダーウィンの家ダウンハウスに行ってきた。ロンドンから車で1時間のケント州にある田舎のダウン村にある。


ダーウィンの進化論で知られているチャールズ・ダーウィン。ダーウィンは、1800年代のビクトリア時代に、ここロンドンとケンブリッジ、オックスフォードで活動していた偉大なナチュラリストである。

 

また人生の後半は10人の子供を儲けたケント州のダウン村にある家に移り住んだ。その家は現在英国遺産English Heritageが管理、一般公開されている。


あの「種の起源」、「進化論」が書かれた書斎を150年後の私たちも見ることができる。

 

現在の私たちは彼が当時の常識を覆した偉大な研究者だと知っているが、種の起源を発表するまで彼は「家族の恥」とまで父親に言わせた落第生だった。

"You are a disgrace to our family!"

 

上流階級で成功した医者であり投資家だった父親にしてみれば、医者の勉強をさせるために送ったエジンバラ大学でも「血」を見ることが嫌で中退し、乗馬や狩りが好きで勉強はほどんどしなかった。その後聖職者の勉強をするために父親からケンブリッジ大学に送られている。

 

しかし、彼の植物や昆虫に非常に興味を持つ優しい性格、またCompulsive Disorderと言われた異常な几帳面さが、その後の科学者としての大きな功を成した。

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隠れた博物館サー・ジョーン・ソーンミュージアムの160年目の新しい部屋

 

以前「ロンドン隠れ博物館」として紹介した、非常に面白いミュージアムがある。骨董物、アンティークが好きな人には、断然はまってしまうミュージアムだ。(私も虜になった一人。)

 

1700年代から1800年代にかけて、建築家だったソーンは、結婚した妻が相続した遺産で、両隣りの家を時代を追って買い足し増築した。それをヨーロッパ各地から集めた古代遺跡のコレクションをミュージアムとして、自身の生徒に開放していた。

 

亡くなった後は、生前の状態に保つことを条件に国に寄付された。そのため、この家はそれ以来1800年代から時間が止まっている。当時にそのままタイムスリップができるのだ。ドラえもんよりすごいと思う。(だってドラえもんは、漫画の世界だもんね。)

 

そのミュージアムが、なんと160年間閉まっていた部屋を修復、2015年5月19日に一般公開されるというからこれはかなり大きなニュースだ。

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ジェームスボンドが走った秘密のロンドン地下鉄トンネルツアー

ロンドン好きならこれはハマります。

007Sky fall の撮影使われた使用されていないロンドントンネルのツアーがある、行きたい!


ロンドンの地下鉄には、使用されていない隠れたトンネルが山ほどある。地下通路を移動する時にシャッターで閉められた入り口を通るたびに、隙間から興味津々!と覗き見していた。(ちょっと変態気味?)


しかし、この地下のトンネルに興味津々の変態は私だけではなかった!


このとってもめずらしいトンネルツアーは、トラファルガースクエアの地下になり、ダニエル・クレイグがジャビア・バーデン(悪役かしら?)を追っかけたところであり、映画パディントンにも使用されたトンネルらしい。

ツアーは6月、7月に開催。一人20ポンド、4月17日発売です。

http://www.ltmuseum.co.uk/whats-on/hidden-london/charing-cross


また、こちらはもっと興味深い、クラッパムサウスのこのトンネルは、第2次大戦中、シェルターとしてもっと深く使用されていたトンネルらしいです。う〜、興味津々。開催は10月、チケットは一人30ポンド。

http://www.ltmuseum.co.uk/whats-on/hidden-london/clapham-south

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お花いっぱい、リッチモンドの温室レストラン

テムズ川とリッチモンドパークの間に、セレブも来た温室レストランがある。

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ロンドンの新しい未来のガーデンブリッジ

なかなかブログの更新が頻繁でなくて、ごめんなさい。その間のアップは、Facebookを見てやってくださいね。

 

さて、ロンドンには、ビッグベンのたもとの橋ウエストミンスターブリッジから、アイコニックな塔が立つタワーブリッジまでの間には、歩道橋も合わせれば現在8つの橋がある。そこに、もう一つ9つ目の橋を作ろうという計画があり、この橋は2014年12月にとうとう市長ボリス・ジョンソンから認可が下りることとなった。着工は来年2016年から工事が始まる。

 

この木々や庭が作られる歩道橋は、もともと1998年に女優のジョアン・ラミリー(Joan Lumely)が発案したらしいが、2012年ロンドンオリンピックのコールドロン(Cauldron)をデザインした建築家トマス・ヘザーウィックがデザインしたことで、その空想が実現化した。(Cauldron は、点火された集まった長い筒が、大きく花のように開いた劇的な点灯アート、Youtubeで見れます。)

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不思議の国のアリス、ルイス・キャロルのダークな世界

不思議の国のアリス(Alice in Wonderland)が出版された1865年から、今月の4月にちょうど150周年になる。

 

クライストチャーチ(オックスフォード大学)教会の司祭だったアリスの父ヘンリー・リドル とその一家が住む学生寮へ、ルイス・キャロル(=本名チャールズ・ドッジソン、数学者・論理学者)が移って来たことで、このアリスとの出会いが始まる。

 

アリスは、父ヘンリー・リドル(Henry Riddle)の3人姉妹(ロリーナ13才、アリス10才、エディフ8才)の真ん中の子どもだった。この3姉妹と、ルイス・キャロルは非常に近い関係を持つようになる。


いろいろ調べていくと、このルイス・キャロル(=チャールズ・ドッジソンCharls Dodgeson)と、この3人姉妹のダークな関係が露わになり、子供の夢のワンダーランドのお話しにやや影を残すようで、このお話をブログにすることを躊躇したけれど、日本ではあまり知られていない事実はある意味興味深く、書くことにした。

 

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