お花いっぱい、リッチモンドの温室レストラン

テムズ川とリッチモンドパークの間に、セレブも来た温室レストランがある。

ここは、2000年に不動産の手により買収され解体寸前だったガーデンハウスで、1997年にこのエリアに移ってきたイタリア人夫婦(Gael & Francesco Boglione)が購入し、解体から救済し見事な変身ぶりを見せた素敵なレストラン。

 

このイタリア人夫婦ガエル&フランシスコは4年の歳月をかけよみがえらせ、古いガーデンセンターを、お花で溢れるすてきな温室レストランと植物も買えるガーデンセンターとして改造して2004年に再オープン。

 

インテリアのお花にレモンの木があるところが、イタリア人のプロデュースする背景がうかがえる。

 

温室内に流れる小さな噴水、使用されるアンティークのテーブル、フォークナイフたてブリキの缶など、いたるところにカントリー調が見られ、味があっていい雰囲気を作っている。

温室の外には、いかにも手作りらしい小屋が並び、これがカフェやトイレとなる。この素朴さが、なかなかいい味を出している。お花も売っている。

このレストラン、オープンした当時の女性シェフで、2012年にミシュラン星を獲得したらしいです。しかし、セレブやたくさんの普通の高級ミシュランレストランを経験したい人たちから、味だけでなく、サービスやインテリア、テーブルクロスなどで苦情が殺到。


やむなくこの女性シェフが辞めることで、ミシュラン星を外すことを選ぶしかなかったよう。「ミシュラン星を受けなかったら、どんなによかったか」というこのシェフ。


このレストランは、あくまでカントリー調、テーブルクロスもないアンティークテーブルとガーデンチェアで食事します。地面は、単なる「地面」なのです。 

素朴でシンプルないい材料でおいしい食事を作ることだけが目的だったのに、なんとも皮肉な話です。

 

今は、オーストラリア出身MoMoでシェフをしていた中東の影響のあるメニューのお食事を作るシェフらしいです。

 

レビューを見ると、「お食事は絶品で美味しかったけれど、値段が高い〜」と苦いコメント。う〜ん、ランチで50ポンドは確かに高いです。

夕方5.30pmに閉館します。行きたい方は早めに行ってね。リッチモンド駅から徒歩25分。

 

もっと写真を見たい方は、フォトギャラリーで見れます。

 

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