ここロンドン本店でしか扱っていないスーツケーススシリーズがある。
それが、右の写真キャンディ(ホットピンクボディ+バーガンディ)のリバティプリント、Candy Visit Zoo(キャンディが動物園を訪れる)コレクション。
また、センテナリーシリーズにも、イギリス本店、特別限定版があり、シルバーボディ本体に、カラフルな革(グリーン、バーガンティ、キャメル、黒)仕様のシリーズがある。
■Candy Visit Zoo リバティプリント・キャンディピンク
グローブトロッターとは
1873年、イギリス人デビッド・ネルケンによりドイツで創業、その後1901年イギリス、ハードフォードシャーに移され、現在も同じ地にて操業されている。
いまや英国の歴史のスーツケースと言えば、グローブトロッターと言っても過言でない。その名だたる歴史は以下をご覧なられるとわかるように、初めての南極探検隊が使用し、サッカー遠征用に使われ、現在の女王の新婚旅行用に使用され、2012年には、映画動員人数の史上を塗り替えたといわれる007シリーズのスカイフォールと共同で、アタッシュケース特別版が作られたのは有名な話。
下は、アメリカ人セレブ、Dita Von Teese。Globe Trotterのファンで有名。
1911年 ロバート・スコット・ファルコン隊長が、南極探検にグローブトロッターを持っていく。
1912年 ルクセンブルグのハンゲンベック動物園で、2トンの象が乗る実験と、男性5人が乗る強度実験で、トランクは壊れなかった。(写真)
1925年 後に英国首相になったウィンストン・チャーチルが財務省高官用としてグローブトロッターのアタッシュケースを使用。
1938年 サッカーチームの遠征用のスーツケース用にグローブトロッターが使用された。
1947年 現在の女王、エリザベス女王の新婚旅行に特別使用の大型のグローブトロッターが使用された。
2012年 007ジェームスボンドが、映画スカイフォールの中で特別仕様アルミのグローブトロッターのアタッシュケースを使用する。
ここまで歴史の数々の場面で使用されてきたグローブトロッターのスーツケースには、それを裏付けるその品質の高さがある。秘密は、14層になる「紙」を圧縮させてヴァルカナイズ(加熱薬品処理)されたファイバーボードで作られている。
これは、1912年にルクセンブルグのハンゲンベック動物園で、2トンの象が乗る強度実験がされ、トランクは壊れず、その強度が証明された。それが、現在でもトレードマークになっているゾウのマークである。