庶民派デパート、John Lewisのボーナス

John Lewis デパート
オックスフォードストリート John Lewis デパート

ここ4-5年、この世界的不況でたくさんのハイストリ-トブランドが苦難を強いられ、倒産する会社もある中、以前前年比を上回る売り上げを保持し続ける、庶民派デパート、John Lewisが、ここロンドン、オックスフォードストリートにあります。

 

このデパートは、ロイヤルワラントを持つスーパー、Waitroseのグループ会社になるのだけれど、このデパートは社員がその株を保有し、社員が経営者になっている珍しい形態をしたデパートです。

 

ハロッズや、セルフリッジというラグジュアリーデパートとは一線を置き、しかしその清潔感、それなりの高級感もあり、その幅広い客層がその人気のひとつでしょう。最近のTVニュースでは、このデパートのオンラインショッピングが、店頭の売り上げを上回ったとか? 本当だとしたらすごいです。

 

どちらにしても、その親会社のザ・パートナーシップのグループ全体の社員84500人へ、その21100万ポンド(305億9500万円)の余剰収益を、均等分配するそうです。そうすると平均一人当たり、約2か月分のお給料、4000ポンドが今季ボーナスになるそうで、すごいです! (わたしが昔勤務していた、ファッションブランドの会社から、雀の涙ほどの60ポンドほどをもらった記憶がありますが。)

 

ここイギリスの給与の仕組みは日本と少し違っていて、初めからボーナスを年収から外して残りを12均等する仕組みではなく、年収契約をした会社は、均等に12か月で月給計算され、ボーナスは、このように会社に収益が上がれば、「ボーナス」が発生する仕組みになっています。

 

高級ブランドでなくても、日本へのおみやげにイギリスの老舗ブランドを見たい方はこちらをのぞいてみるのもいいかも?

 

参考記事 Finacial Times

http://www.ft.com/cms/s/0/7ebd47a8-872c-11e2-9dd7-00144feabdc0.html#axzz2Mw9N14HT