英国ファッション In fine Style:チューダーとスチュアートファッションの芸術

バッキンガム宮殿に併設するクイーンズギャラリーという美術館がある。王室が所有する絵画や美術品を管理するために女王が設立したチャリティ団体、ロイヤル・コレクション・トラストが運営している美術館。

 

ここで、5月にはじまり10月6日まで In Fine Styleという展示が開催されている。これは、チューダー王朝とスチュアート王朝時代(16世紀から17世紀)の最高の技術と、品質で作られた衣装・ファッションに焦点を当てた初めてのファッション展。時代物のファッションと歴史に目のない私には、願ってもない展覧会に行ってきました。

クイーン・ヘンリエッタ・マリア(1609-69) 

フランスからイギリスに王室に嫁いできた彼女。 新しいファッションをフランスから持ち込んだ彼女、現代でも残る、おおきなしずく型のイヤリングもその一つだったらしい。

 

写真は禁止だったので撮れなかったけれど、ベルベットに美しく金色の刺繍がされた彼女のミュール(靴)もその貴重な展示物のひとつ。

Anne of Demark (1574-1619)

展覧会の表紙にも使われている彼女のドレスは、デコラティブで絢爛豪華。

 

1614年に描かれたこの絵の女性は、デンマークから王ジェームス1世に嫁いできたおしゃれさん。当時、このようなファッションは少々流行おくれになっていたらしいけれど、彼女は、たくさんのパール、腕につけられたリボンなどで飾り立てたファッションが大好きだったよう。

 

腰に付けられた厚いシルクのひだは、毎朝、侍従がひとひだ、ひとひだ、ピンで留めたらしいこのドレスは、着るのに何時間もかかったそう。ダイヤモンドスタッドされた、襟に付けられたSマークは、デンマークの母の名ソフィアの頭文字らしい。

イングランド王、チャールズ1世(1600-49)

ローマの彫刻家に胸像を作成させるために送られた絵画。

 

細い糸で巧みに織られたこのレースの襟は、作成に1年を要する高額なもので、現代で言えば、高級車オースティンマーティンを所有すると同じくらいステイタスがあったらしい。

この3面画が表わしているように、当時の男性は左側のヘアを長くするのが流行だったそう。

現代では、アバンギャルドかな?

 

エドワード6世 (1537-53)

赤褐色のガウンに付けられたリンクス(オオヤマネコ)の毛皮は、侯爵以下の地位の人たちが身につけることは、1533年の法で禁じられていたとのこと。

ということは、王室の上層部のメンバーのみが身に着けることが許されていたということ。

ファーが大好きな私には、当時生まれていなくてよかったー。

他、いくつもの部屋に分かれて、スペインや、17世紀のドレス絵画の展示物が見れます。当時王室のメンバーに生まれていると、このような美しい、手が込んだドレスを着ることができたわけですね。

 

上下の差が縮まった現代がいいのか、絢爛豪華なドレスを着るためにたくさんの侍従を持つ時代とどちらがいいか、皆さんはどちらがいいですか?




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