中国、800ミリオンポンドのマンチェスター空港構想計画にサイン

今日のイギリスのトップニュース。 日本人の私には、ショッキングです。

 

マンチェスターといえば、マンUで知られるサッカーチーム、マンチェスターユナイティッドが本拠地とすることで、日本でも有名。

 

中国首相の招待で、イギリス政府の一等書記官であるジョージ・オズボーンが現在中国訪問中で、現地から発表したニュースです。

 

イギリス北部にある、マンチェスター空港エリアに、中国(Bejing Construcion Engineering Group)が£800ミリオン(1272億円)を投資し、マンチェスター150エーカーの土地が、巨大なオフィスビル街や、お店やパーキングスペースに、大改造がおこなわれ、これから15年間のうち16000人の雇用が生み出される都市作り計画の契約にイギリスがサインしたそう。

 

この建設には、何(十)社もの中国の建設会社がマンチェスターに入り、その建設に関わり、その中国とイギリスの経済の相乗効果となる予定。

 

このマンチェスター都市構想計画は、ロンドンという都市が唯一の国内の中枢を担っている現在、はじめてロンドン以外で作り出される大都市の構想予定。

 

これ以外にも、中国政府が後押しするChinese Nuclear Power Groupが、イギリスの法に則ってデザインされたリアクターとともに、イギリス国内に原子力発電所を建築する計画にも、ジョージ・オズボーンはその契約書にサインをする予定だそう。

 

また政府は、小売業界からの不満を受けて、これから中国人ビジネスマンと、観光客への入国ビザを緩和することを発表しました。

これには、イギリスに訪れる「典型的」中国人観光客は、一人当たり、なんと£1,676(268,000円)のお金を落として行くという事情があるそう。

 

なんだか、ずっと、世界経済の2番目にいた日本の国民だったわたしとしては、まだこの現実の流れに乗れず、狐につままれたような、信じられない気で一杯なのです。

 

これから将来は、ますます衰退の一途をたどるであろう日本。30年後には、「日本のような小さな島国でも、昔は世界をリードする経済大国の時期もあったのよ」と子供にお話しすることになるのだろうか。