ウエストミンスター聖堂:モザイクとこころの安らぎ

先日、時間待ちをしているときに偶然発見して驚いた。

 

ロンドンは15年住んでもまだまだ発見がある。

 

国内最大のカトリック教会、ウエストミンスター大聖堂(Westminster Cathedral)。

よく知られているウエストミンスター寺院(Westminster Abbey、国教会)とは、宗教的に対立してきた関係にある。

 

このカトリック教の聖堂は、1895年から建設が始まったビクトリア時代の建築(完成1903年)、高さ87m、長さ110m。赤レンガのストライプのすべてレンガ造りの建築は、「いい職人が作る建築には、鉄やコンクリートは必要ないことを証明している傑作」だそう。

最大の見どころは、見事な細かなモザイク仕上げ。

 

両サイドにある小さな各ドームによりその柄、カラー、表現されている模様が違う。ゴールドに光る天井ドームは言葉を失うほど美しい。夜を思わせるダークネイビーのドームは、その美しさは柵越しで見ても美しい。

昼間の3時にここで過ごした1時間はあっという間だった。観光として開館しているからか、人が写真を撮っているのに驚く。撮影が許可されている教会はごく珍しい。

同時にたくさんの人が、静かに祭壇に向かって座り、または顔を覆いお祈りしている姿がある。この教会は、人々の教会なのだ。悩むことや、悲しむことがあるとここに助けと心の落ち着きを求めに来る。

 

ロンドンで、こころの安らぎが欲しい時は、ちょっと足を運ぶのもいい。