英国1700年代の冷水健康法、ハムステッドヒースのBathing Ponds

「’水風呂’には、頭痛に非常によい効果がある、体に体力をつけ活気づけてくれ、その上、女性のうつ病や、インポテンスにいい効果がある、しかし痛みはほとんどない。Dudely Ryder 1715年」(右写真)

 

時代が変われば、価値観や常識も変わる。イギリスの1700年代は、冷水を浴びることが、健康に非常に良いとした流行があり、裕福な家庭は、'Cold Bathing' と呼ばれるお風呂を屋外に持っていた。

それが下の建物、その横に上の写真看板が、ケンウッドハウスで見れます。

 

同じ時代に生きた、チャールズ・ダーウィン(ダーウィンの進化論)も、病弱で毎朝、冷水をかぶっていたそう。よけい病気になってしまいそうだけれど、驚くことに効果があったそう。

上のような、自宅に水のお風呂の建物が持てない家庭は、ハムステッドヒース(大きなワイルドな公園)の池を利用していたとのこと。

 

な~るほど、それでハムステッドヒースの3つの池の「男性用ポンド(池)」「女性用のポンド」「ミックス混浴(?)用のポンド(池)」があるのが納得いきます。

 

同じハムステッドヒースに、ちゃんとしたスポーツ用のプールがあるのですが、今でもたくさんの人がポンド(池)へ泳ぎに行きます。(2004年、入場料2ポンドに) 

近くに海がないからともいえるか? 歴史って、おもしろい。