11月公開映画「Paddigton」:セルフリッジとくまのパディントンの深い関係

10月20日、新しいポップアップショップがセルフリッジデパート、ワンダールームにオープンした。その名前を「THE PADDINGTON CUTRIOSITY SHOP」(私の訳で:パディントンの好奇心満々のお店)2015年1月4日まで)

 

これは、11月28日に公開されるコンピューターグラフィック版の新しい映画「PADDINGTON」に因んでのポップアップショップ。でも、なぜセルフリッジに?

 

それは、オモシロいことに「クマのパディントン」は、ここセルフリッジから始まったのです。

 

58年前の1956年のクリスマスイブ。BBCカメラマンをする男性が、オックスフォードストリートのデパートでクマのおもちゃを買いました。それがこのセルフリッジ(Selfridges)。

 

この男性マイケル・ボンド(Michael Bond)さんが買ったこのクマの人形は、奥さんのBrendaさんへのプレゼント。彼がパディントン駅の近くに住んでいたため、パディントンと名付けられ、これが8冊のシリーズになった本のお話しのきっかけになったんですね。その後人気のTV番組、そして今、映画化されることとなりました。

 

 

いまのダッフルコートを着て、ウェリントンブーツ、フェルトの帽子をかぶったスタイルのパディントンは、1972年に発売されたお人形、シャーリー・クラークソンの会社ガブリエルのデザインだそう。

 

その歴史の変遷は、セルフリッジのこのページの右矢印から読めます。

 

クマのパディントンの初映画出演を記念して、このセルフリッジのコンセプトストアでは、ちなんだものがたくさん買えます。オンラインでのお買い物はここから

 

この中でも売っているマーマレードジャムのサンドイッチは、パディントンの大好物らしいです。わたくし事ですが、わたしもマーマレードが大好き、しかもコースカット(皮が厚く切ったビッツ)が入った苦いもの。

 

イギリス人友人に言わせれば、これは典型的なイギリス人の好みらしいそうで、このパディントンもイギリス人でしょう。(クマか)

 

ちなみに、このサイトで買えるROBERTSONSの「Golden Shred」は、当時の市場を占めていたマーマレードジャムだったらしいです。2010年、この老舗のジャムブランドのイメージキャラクターになったのが、このクマのパディントンでした。

 

余談ですが、最近偶然買ったのがこのジャム。苦い濃いブラウンのマーマレードジャムが好きな私には甘い! そこで、ブラックコーヒーをすこし足してみました。これがなんと、おいしい。イケます、おすすめですよ。

 

さて、話を戻すと、11月4日~12月30日、パディントンベアの50体の銅像が-それぞれ有名なセレブによりデザイン、ロンドンの街中に登場するそうです。これは、その後オークションにかけられ、その収益金はNCPPという子供たちのためのチャリティ団体に寄付されるそうです。

 

皆さん、銅像とともに、映画も楽しんでね。しかし、この映画のトレーラーのクマのパディントン、結構えげつないです・・。