クラリッジズホテルとお家、イギリスの午後の紅茶・アフタヌーンティ

よく日本から来られるお客さまからのリクエストで知る新しい情報があったりする。

 

「現地の人にさえ、まだあまり知られていない新しいところに、日本の人が絶対いる、彼らはどこから情報を知るの?」とまで言われるほど、ロンドンのトレンドの日本への情報の伝達の仕方は早い。

 

さて、昨日ご案内したお客様から、「M&S(マークスアンドスペンサー)のマシュマロが入ったティーケーキを買いたいんです」とリクエストがあった。

 

日本人の口には甘くて食べれない(と私は思う)ビクトリア時代から続くティーケーキがあるのは知っていたけれど、そのM&Sバージョンがあることは、今回知った私。


下にしっとり系のビスケットが引かれ、丸いマシュマロが乗り全体をミルクチョコがコーティング。美味しい! 

 

16個入りで約2ポンド。

これはいいお土産になるし、お家での3時のお茶のお菓子にぴったり、さっそくビルダーティーといっしょにいただく。

 

(ビルダーティーとは、「builderが飲む」安いティーバッグの毎日飲む紅茶の事です。)

 

しかし、たまにはposhに、お誕生日やお祝い事にアフタヌーンティーをするのが、ここイギリスのミドルクラスの人たち。

 

ロンドンの最高級のアフタヌーンティをするところといえば、やっぱりトップはClaridges(クラリッジズ)でしょう。(私の個人的意見)

先月ご案内したお客様のリクエストで、クラリッジズのアフタヌーンティのご同行のリクエストがあった。

 

「ご迷惑でなかったらご同行していただけますか?」

迷惑だなんでとんでもない、喜んで同行させていただきます!と私。

 

オシャレした洋服で1920年代のアールデコのインテリアのキラキラした豪華なホテルのティールームラウンジに入ると、「どこがいいですか?」と3箇所の選択があるテーブルの中、お客さまは隅の落ち着く場所を選択。

 

まず、紅茶は30種類の中からお好きなものを3種類まで注文できます。

 

ティーポットでくるから都度2杯は飲むことができます。しかし、いろいろ飲んでみたい。その時は、始めは味の薄い紅茶を選択することが秘訣のようです。

 

始めにイングリッシュブレックファーストティーを注文してしまった彼女は、味が濃いため、他の薄い紅茶の味はわからないからと、ウェイター。注文を取ってくれませんでした。

 

厳しいね、と伝えると、「お茶の国日本から来られているから、お茶の飲み方を知っていらっしゃるでしょう」と丁寧に説明するスペイン人のウェイターの彼。

そんなの知りませんでした。3人とも「ふ〜ん。」

 

変わった紅茶のメニューに、どこの紅茶かを聞くとRare Tea Companyと教えてくれました。


 そのあと、運ばれてきたサンドイッチ。ウェイターがひとつづその材料を説明してくれます。

「サーモンとxx、卵とxx、きゅうりとxxとハムがxx」

 

ほとんど言っていることは、目の前の出されたものを早く口に入れたくて、耳に入ってきません。

 

このしっとりしたパンと具が絶妙です。とくにシンプルなきゅうりのサンドイッチの塩加減が極上。きゅうりサンドだけ追加注文ができるかどうかをウェイターに聞くと、もちろん、と言ってくれ、きゅうりだけでなくそのままもう一皿持ってきてくれました。

そうです、追加注文は無料なのです。

サンドイッチが終わると、このスコーンとお菓子が運ばれてきます。

 

再度、このウェイターは、一つ一つに使われているお菓子の材料の説明をしてくれます。

「ラズベリーとxxのソースにxxが上に乗って・・」

この直径5cmほどのお菓子の中に5〜6種類のソースが使われ、その全てが奏でるハーモニーが絶妙で小さな小宇宙です。さすがトップホテルのパティシエのお菓子。


今回は、その説明を聞いて食べるのと説明がないのとは全然違う。使われている材料を知ってその味が実感でき、その不思議な贅沢な味を納得。

 

お菓子に使われている材料はほとんど覚えていませんが、このスコーンのジャムが絶品だったので、もう一度説明をききました。「グアバ、バッションフルーツ、バニラ、オレンジ」

 

「ここで売っているの?」という質問にひと瓶16ポンド(!)それは、フランスのマリアージュのマルコポーロというジャムでした。

後日談ですが、セルフリッジの地下のマリアージュで同じジャムを発見されたお客さま、もっと安かったそう。

 

このお菓子も、もちろん追加注文自由です。食べれなかったらお持ち帰りも可能。恥ずかしがらないでリクエストしてもオッケイです。 かわいいリボン付きの箱に入れてくれます。

 

庶民のビルダーティーとティーケーキでのお家ティー、ポッシュなホテルのアフタヌーンティー、どちらもそれぞれ味があるイギリスのお茶の時間なのでした。


 

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