Jamieレシピ、15世紀イギリス歴史のタルトMaids of Honourメイズ・オブ・オナー

Maids of Honourというイギリス歴史のタルトをご存知ですか? 


古くは16世紀、アン・ブーリンが食べていたこのバニラ入りタルトを、ヘンリ−8世がたいそう気に入り、このタルト「メイズ・オブ・オナー・タルト」と名付け、王室のみで食することを宣言しました。(民間人は食してはいけないということ)


そして、このレシピを鍵付きのボックスに閉まってしまった、という言い伝えがあります。

(ある一説では、そのレシピを知るシェフを幽閉してしまったとか。)リッチモンドカウンシルが提供するリンクからレシピが見れます。

6人の妻を持った豪快なヘンリ−8世。お菓子が好きだった?
6人の妻を持った豪快なヘンリ−8世。お菓子が好きだった?
「ヘンリー8世とその王室のメンバーに提供するために、元来のMaids of Honourがこのお店で作られました。」
「ヘンリー8世とその王室のメンバーに提供するために、元来のMaids of Honourがこのお店で作られました。」

このイギリスに古く伝わるお菓子は、それ以来リッチモンドにある同じ名前の由緒正しいMaids of Honour ティールームで、今でもそれがここで買えるのです。


日本のガイドブックにも載っているので、知っている人もいるはず。


そして、最近ジェイミー・オリバーが番組でこれに新しいバージョンを提案。


チョコ、アプリコット、ストロベリー、オレンジジャムを入れた新しいメイド・オブ・オナータルトを開発。

右の方が、Maids of Honour ティールームのオーナー。
右の方が、Maids of Honour ティールームのオーナー。

番組の中で、このティールームで実験的に作ったタルトをリッチモンドグリーン(芝生の屋外)で試食を開催。


30人のブリティッシュ現地人のツアーバスを組んで、「日本人観光客よりも多いブリティッシュの観光ツアー!」とジェイミーが叫んでいました。


なんと、4種類入りのボックスで販売することになったそうです。


今度イギリス、キューガーデンにいらしたら、ぜひ立ち寄ってみて。