すみません。すっかりブログとご無沙汰していました。
今までのアップは、Facebookロンドンの事情を知りたいでチェックしてください!
さて、今日6月23日は、EUレフェンダム選挙の日です。イギリスがEUを抜けるかどうか、その将来を民衆が投票する日となりました。
今まで、ロンドン市長ボリス・ジョンソンを筆頭にBrexit(Britain Exit)離脱派と、カメロン首相、Virginリチャード・ブロンソン、宇宙物理学者スティーブン・ホーキンスなど数々の経済学者系の人々がEU存命派で、両派の人々も Facebook, 新聞で熱く議論を交わしています。
ここで、今まで見聞きした意見を客観的にまとめると、1)存命派 若い人、イギリス経済、会社経営者、知識人系の人が、EU存命派と言えます。
200,000人はいるという、英国籍を持ちヨーロッパで仕事をしているという人たち、またヨーロッパに会社を持つ英国企業など、会社の存命、失業者の増加、英国経済の急落を避けられず、それを心配するたちが存命派です。
EUに加盟していることで受けている穏健は、国レベル、個人レベルでかなり大きいわけです。(ヨーロッパへ安価な飛行機で行けるのは、その一つ)
2)離脱派は、年齢の高い人、パトリオティックな愛国主義、右翼派、または、知識層ではない労働者階級の人たちには、圧倒的に離脱派が多く見られます。
Daily Mailや、Sunと言われる労働者階級の人が読む新聞には、ほとんどが一方的な離脱派意見が見られることがその象徴とも言えます。
その理由に見られることが、「外国人嫌い、これ以上移民が増えることが耐えられない、シリア難民が増えるとテロリストも流入する」ことが大きなその理由のようです。もちろん、その大きな理由としては、「英国の独自の判断で物事を決定する決定権を持つため」がその建前とも言えます。
昨日のニュースで、個人的にかなり驚いたニュースが、Daily Mailが伝えた「女王がプライベートなディナーの招待客に質問した英国がなぜEUに残るべきと思う3つの理由を挙げよと質問した。」ことです。
"why Britain should be part of Europe?"'
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3652793/Queen-said-asking-dinner-guests-three-good-reasons-Britain-EU.html
バッキンガム宮殿は、このことにコメントを避けると返答したそうですが、女王が離脱派であることは、英国の象徴としても、ご年齢からも、移民の流入を懸念していることも、かなり容易に想像できます。
TV番組もリフェレンダムEU選挙について一般の人々の議論番組を報道していて、離脱派の離脱することの有利点としても意見を報道していますが、これはあくまでも想像の域を超えず、誰も蓋を開けてみないとその結果はわからない「あやふや」ない議論にすぎないと、ニュースリーダーも伝えています。
ここまで伝えれば、私がどちらをサポートしているかはわかりますね。
しかし、イギリスのパスポートを取得していない私は、その選挙権がないのが、残念〜。
日本人として興味深いニュースは、EU存命派であるNissanが、離脱派のチラシにロゴを使われたことで、離脱派かのように見えるため、彼らを法的に訴えることになったのだそう。
詳細はここから、(英語)
Financial Timesなど、経済を心配する新聞は、英国がEU離脱が決定すると、ポンドが暴落しブラックフライデーとなると言っています。
先日、EU存命派議員Jo Coxの殺害事件の犯人は、裁判で「The Death to the Traitors, Free the Britain」と自分の名前の代わりに言ったことが伝えられています。この事件はこれから、精神病者の犯罪なのか、正常者の政治的な目的の犯罪かが裁判されます。
友人の弁護士によると、もし彼が極右翼の(精神異常者でない)正常な「政治的目的」による殺人を犯したことが判決されれば、極刑である終身刑になるだろうと言っていました。そうでない場合は、病院行きだそうです。
う〜、存命してほしい。
この友人は、この選挙の日、緊張すると言ってます。それくらい皆心配している日を今日迎えます。