1903年の変わったクリスマスギフト:放射能のスコープ

 

クリスマスプレゼント、なんでも持っている女性には何を贈りますか?

キューリー夫人の死因になったであろう、放射能を発するラジウムが詰められたこの贈り物は、当時本当に売られていた「Spinthariscope」(スピンサリスコープ)と呼ばれるもの。

 

1903年のこの新聞の広告には、「クリスマスギフトとしてのラジウム」というタイトルで、小さな万華鏡のような筒が広告されています。

 

この当時、新しいときめく新商品ギフトは、ロンドンのニューカベンディッシュ通り(今でもあります、Oxford Circus裏手)のMr.ハリソン・マーティンデールさんへ申し込むと10ポンドであなたの物になると書いてます。

 

この「スピンザリスコープ」には、少量のラジウムが入れられ、その放射能の分解(破壊)の際に出るフラッシュする光が、ジンクサルファイド・スクリーンで覆われた、そのスクリーン上に見ることができるというもの。

 

1903年の新聞広告の女性のように、その筒に目を近づけて覗くと、核原子が崩壊する所が見れる。「スピンザリスコープ」は、20世紀初頭の好奇心旺盛の人に人気で、現在でも洗練されたバージョンの物があるらしい。(本当?)

 

チューブを壊して中のラジウムを取り出したりさえしなければ、全く害が無く安全と書かれている。(ええっ!? いくら筒に入っていても、放射能は発せされるのはではないの?)

Marie Curie 科学者マリーキュリー夫人
Marie Curie 科学者マリーキュリー夫人

ところで、追記のお話ですが、このラジウムは、ポーランド人、フランスソルボンヌ大学教授だった科学者マリー・キューリー夫人によって1902年発見されました。その後、手術用のX線写真を開発、第1次大戦には戦地でも活躍した彼女でしたが、1920年代から体調不全になり、研究のための多大な放射能の被ばくにより、1934年白血病で亡くなったそうです。

 

時代は違うものの、1700年代の女性は、おしろいに水銀が入っていたので、精神異常をきたしたり、この毒物からの肌荒れから最終的には死に至ったケースが相次ぎました。 

 

新しい発見物、まだ充分にその危険性が知られていない頃の時代って、恐ろしいです。

まあ、彼らの犠牲があって、現在のわたしたちがそれも知ることになったということですか。

 

クリスマスプレゼントは、特殊なものでなくて、普通のものでいいです。えっ? 何がいいかって? いただけるものは何でもいただきます、はい。




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