1707年に始まった、ロンドンピカデリーにあるフォートナム&メイソン。
どのようにして始まったのか知っていますか?
それは、女王に仕えるフットマンだったウィリアム・フォートナムと、その大家だったフュー・メイソンの2者の共同により始まったんです。
1705年、もともとオックスフォードから来たハイクラスの建設業者だったフォートナム一家。(1666年のロンドン大火で消失したメイフェア地区の建築の再建のため) ウィリアム・フォートナムは、アン女王に仕えるフットマンに昇りつめ、そしてフュー・メイソン所有の家の一部屋に住んでいました。
おもしろいことに、アン女王に仕えるウィリアム・フォートナムは、当時、毎晩新しいキャンドルに火をつける習慣のあった王室から、大量にでる半分だけ残ったキャンドルを再製したキャンドルで、サイドビジネスで成功していたという。(宮殿から出るお給料のほかですよ) もうすでにビジネスマンの兆しが。
狩猟をしなくても食に困らない現在、いまや貴族の趣味と言っていい狩猟(ハンティング)。
今も昔も富裕層が住むMayfairを歩くと、こんな小さな無名のお店に王室御用達しのワランティーが付いているお店をよく見かけます。