クラリッジズホテルとお家、イギリスの午後の紅茶・アフタヌーンティ

よく日本から来られるお客さまからのリクエストで知る新しい情報があったりする。

 

「現地の人にさえ、まだあまり知られていない新しいところに、日本の人が絶対いる、彼らはどこから情報を知るの?」とまで言われるほど、ロンドンのトレンドの日本への情報の伝達の仕方は早い。

 

さて、昨日ご案内したお客様から、「M&S(マークスアンドスペンサー)のマシュマロが入ったティーケーキを買いたいんです」とリクエストがあった。

 

日本人の口には甘くて食べれない(と私は思う)ビクトリア時代から続くティーケーキがあるのは知っていたけれど、そのM&Sバージョンがあることは、今回知った私。


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17世紀のパンク? 一枚の絵の裏話:英国王チャールズ1世

V&Aで見ることができるこのチャールズ一世の肖像画。

 

チャールズ1世は、1600年生まれ、クロムウェルが率いた2回の市民戦争に負け、(約束を守らなかったちょっとずるい王だったよう)1649年に処刑されるまで、25年間王位に就いていました。

 

しかし、勇敢でもあったようで、処刑された1月の真冬の寒い日、白いブラウスで処刑台に昇る際、怖がって震えているように見えないように、下着を何枚も着込んで処刑に望んだというお話が残っています。

 

【3面の理由】

さて、1636年ヴァンディックという当時イギリスで活躍してたローマ出身の画家によって描かれたこの絵は、イタリアの彫刻師バニーニに胸像を作ってもらうための材料として描かれました。3方から描れているのはそのためです。

 

下の写真はクリックすると拡大できます。

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~写真で見る ロンドン観光個人ガイド~  こんな旅が経験できます。

コベントガーデン、オペラ歌手と一緒に歌う~
コベントガーデン、オペラ歌手と一緒に歌う~


お客様からたくさんの写真が届きました。

 

世界をお1人で旅される素花さん。

自分が行った場所の人生の足跡を写真におさめることが目的です。個人旅行なので、私が被写体になっているものが多くご勘弁。


バックの景色をご覧ください。(小さな写真はクリックして拡大できます。)


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ロンドン観光天気予報:3月17日、ロンドン20℃の陽気

ロンドンは、日本の東京、福岡よりも暖かいらしい、本日20℃。

巷の街角では、半そで、ショートパンツ姿のイギリス人(早い!)の姿があちこちに。

 

日本は、卒業式、入学式、入社式、または、転勤、退職の時期でもあるこの季節、いろいろな感情が渦巻いていることでしょう。

 

ここロンドンは、静かな春の訪れです。

ロンドン旅行お考えの方、来週間でこの陽気続きます。安心してどうぞ。

 

 

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写真のないある夜のロンドンの風景:満月

目が覚めると、天井までの2つの窓から、大きく月明かりが部屋を明るくしていた。窓をのぞくと、まん丸な満月。


月明かりが消えないように、そのまま裏庭に出ると、星とともに空にいるのは小さく糸のように引き出される夜の飛行機雲。

高い木のすぐ後ろを飾る満月の月。

その美しさを切り取りたくてカメラを取りに戻る。

すると今度は、ヒースローから飛び立った幾つかのライトをつけた鳥サイズ飛行機が、かすかな轟音をたてて去って行く。

自然の夜景を収める技術を持っていないカメラにがっかりする。
美しい瞬間は切り取って、記憶にしまっておこう。